宗 務 所 便 り

2003年7月1日発信  No.130

愛知西教区宗務所長 一色宏襄 九拝

 光陰矢の如し、今年もはや半分過ぎてしまいました。過日は、本年度2つの大事業の一つで ある、花園女性大会が盛況裡に円成いたしました。一重に皆様のご協力の賜物と感謝申し上げます。
特に女性部役員さんの意見をおおく聞き、開催できたことに意義があったと思います。その中でも5月の教区ご詠歌大会に、女性大会への参加者を尋ねたら、180名程でした。その折りに参加のお願いをしたところ、当日は、300名の無相教会会員の方が参加され、ご詠歌を奉詠して下さいました。緞帳があがった時の観客の歓声は忘れられません。

全体を見れば大成功でありました。しかし、参加人数で各部の目標数に達しなかった部は、何故達しなかったのか、部内寺院がどの様な勧誘方法を取ったのか、反省していただきたいと思います。
今回は、花園会員数だけチラシを配布したのに、檀信徒に配ってさえいない寺院がいる現実を住職の無責任と言わずして何というのか。一般社会では許されない現実であります。又、「自分がやらなくても誰かがやるわ」という考えは許されません。秋には、微笑会がございます。各部に難しい割当数が通達してあります。支所長として最後の行事であります。

支所長としての責任を全うしていただく様、お願い申し上げます。

頓 首

6月の報告

  3日〜 4日 人権擁護推進合同研究会    於、花大教堂・花館
  5日    花園会女性部大会 会場打合せ 於、名古屋市民会館
  9日    寺庭婦人会研修旅行      於、奈良 藥師寺
 16日    瑞雲軒老大師猊下津送     於、徳源寺
 17日    花園会女性部大会       於、名古屋市民会館
 18日    詩偈研修会          於、徳源寺
 19日〜20日 第11部 本山奉仕団参
 20日〜21日 第13部 本山奉仕団参
 23日    愛知同宗連役員・担当者研修会 於、天理教愛知教務支庁
 24日    瑞泉寺月授戒会
 26日    新亡供養会          於、本山
 27日    法式梵唄研修会        於、デザインセンター
 30日    教区寺院セミナー準備会    於、白林寺

7月の予定

  2日    第1回教区寺院セミナー     於、芸術文化センター
  4日    部落解放講座         於、愛知県勤労会館
  7日    第18回部落解放基礎講座    於、天理市
  9日    選挙制度を考える会      於、本所
  9日    詩偈研修会          於、徳源寺
 22日〜23日 第3回遠忌準備委員会      於、本所
 26日    無相教会 連合会会議     於、犬山国際観光センタ−

<報 告>

◎人権擁護推進委員

去る 6月3〜4日 花園大学・教堂と花園会館にて 本派人権擁護推進委員・教区人権擁護推進員の合同研究会が行われ 出席いたしましたので、報告いたします。 今回の研究会の研修テーマは、「他民族理解・朝鮮通信使を通して他民族理解を深める」
3日 午後1時30分より 花園大学・教堂において 人権研修と花園大学史学部の合同研究の形にての開催。

基調講演1「日朝外交を支えた禅僧たち」山口県立大学助教授 伊藤幸司先生の講演。
 室町時代 中華思想の中にあり 東アジア世界の共通語の「漢文」に精通していた 知識人は禅僧であった。 当時の幕府には 外交担当の部署は無く 外交官の条件を満たした禅僧が 外交文書の作成や外交交渉時の漢文交換能力などを備えていた。 禅僧が 外交交渉の窓口を努めており 朝鮮に渡海した禅僧は多いが資料的に不明な部分が多い。

基調講演2「倭館 朝鮮通信使にみる日朝交流」慶応義塾大学教授 田代和生先生の講演。
近世の日朝交流について。

江戸時代の鎖国政策の日本は 長崎の出島にオランダ東インド会社のみが徳川幕府と貿易を行っていた。 しかし 日本は 対馬藩(宗氏)を中間において 朝鮮−対馬藩−徳川幕府といった 外交を行っていた。幕府は外交部局をおいていなかったため、対馬藩が貿易の利益を独占していた。 対馬は 朝鮮からの物資(生糸・絹織物・朝鮮人参など)と日本からの物資(丁銀・鉱産物・雑品)の流通により 経済 文化の交流拠点としてにぎわった。

対馬藩は 釜山に倭館(日本人用の客館)を作り 貿易を行う拠点(在外公館)を作った。
食文化交流からみた倭館の話しは、朝鮮料理の特色。 大きなお盆にどんと高盛りにして出す四足(獣肉、骨、足、腸などを食べる。)朝鮮通信使が 260年間に12回訪れた時の参考にしていたとも話された。

翌日の人権研修は 「法源地と末寺の関係問題」が報告、説明されて質問と今後の委員会の方向が話された。当概要は 正法輪7月号 8月号の悲心に掲載されるとの事。

  又 ハンセン病に関して、昨年訪れた 長嶋 愛生園の達磨堂建設時には妙心寺教団も献金をしている。本山において ハンセン病患者の社会復帰のためのパンフレットを作成する各教区において 施設訪問を行ってほしい。推進委員を中心に。禅塾の運営についても話された。

◎ 花園会女性部大会

去る17日 名古屋市民会館において、1,560余名が集い女性部大会として開催された。

記念講演 永六輔氏。御詠歌衆300名の奉詠。本山ビデオ放映、内 椅子坐禪を共にした。
花園会本部長の講話を聴き無事圓成した。  花園会女性部会長・寺庭婦人役員様方には早朝より最後までお手伝い いただき感謝しております。

支所長・教化推進委員さま初め、各ご寺院様には大会参加推進にご協力いただき重ねて厚く御礼申し上げます。

各部参加者数
  1部 207名、  2部  53名、  3部 101名、  4部  73名
  5部  86名、  6部 110名、  7部  40名、  8部 117名
  9部 220名、 10部 251名、 11部 125名、 12部  36名
 13部  61名、 14部  69名

   当日受付  20名          総合計 1,569名

おかげさま献金は、金300,200円也 あり、早速 本部へ送付しました。

◎ 本山奉仕団参

          

11部支所長報告

去る19〜20日 第3ブロック第11部の花園会員41名が奉仕団で大本山妙心寺へ参拝されました。清掃作業・法話・坐禅・写経 など熱心に参加いただき大変ご苦労様でした。

◎ 第13部花園会 奉仕団参実施についての報告

去る 6月20日、21日の両日 42名で本山奉仕団参を実施いたしました。
この時期は梅雨時で天候を心配いたしましたが 幸い天候に恵まれ奉仕団参ができました。
20日午後 大庫裏、大方丈、小方丈、微妙殿の清掃をいたしました。  翌21日は 大徳寺の大仙院・清水寺奥の院を参拝し、楽しい有り難い2日間を過ごし無事帰宅いたしました。

支所長 小出弘厳

◎ 愛知同宗連 役員・担当者研修会報告

去る 6月23日 午後1時30分より 天理教愛知教務支庁にて研修会が開催され出席した。

1. 各教団の人権活動報告資料の配布と質問。
2. ビデオ研修 私をみてください(固定観念・ステレオタイプ)
部落解放・人権研究所(大阪)啓発企画室長 加藤敏明氏の講演とワークショップが行われた

ステレオタイプとは印刷に使う鉛板。紋切り型。(固定観念を言う)
人間は 男性と女性に分けるが、生まれた時に肉体の区別によって分けられ、成長すると男性たる姿、女性たる姿の観念で人をみるようになる。
男性 女性の概念が有り分類する(カテゴリー化)ことは 判断しやすくなる。しかし、そこには固定観念 <保守的な考え> が存在している。

カテゴリー化とは 入れ物を作って分類・整理する。違いによって 違いを見出す。違いが重要で 同じ部分は重要でない。  男性はこうあるもの 女性はこうあるものと 自身で 「わく」を作り その中にいれ込んでしまう。

固定観念  +  感情  =  偏見  →  差別
(ステレオタイプ)  価値
          <優劣>  <見下す・悪口>  <さける・排除>
                             <暴力>

差別を無くすには、固定観念を無くさなければならない。 そうしないと差別に結びついてしまう。

差別観−−−女性差別 部落差別 在日外国人差別 その他の差別。

◎ 寺庭婦人会研修旅行

今にも梅雨入り宣言が出されそうな6月9日、奈良薬師寺へ研修旅行に出かけました。
薬師寺は幾多の災害を受け(東堂を除く)諸堂が灰塵に帰しました。昭和42年、故高田好胤管主により薬師寺の復興が発願されました。全国百万人写経の勧進により、金堂、西塔、中門、回廊が、次々と復興されました。
そして 今年の3月には大講堂が復興され、白鳳、伽藍の輪、奐、美として見事に甦りました

今回は平山郁夫画伯が30年の歳月をかけて完成した玄奘三蔵法師求法の精神を描いた大唐西域城壁画を鑑賞する事が出来ました。
また奈良ホテルにて茶粥懐石料理を頂き いにしえの奈良の都の風に吹かれて心地よい研修旅行を終える事が出来ました。

◎ 新亡供養

去る 6月26日(木)午前10時より 妙心寺法堂にて新亡供養が行われた。
愛知西教区、愛知東教区、東京教区、北関東教区の合同供養会。
参加者は 615名(洗心会 398名)と満衆の中、究竟窟管長の導師のもと山内住職 本山役員のご出頭をいただき荘厳の中で行われた。当教区内からも 付き添いのご住職20名程も列席した。
管長猊下のお話 引き続いて 常任布教師・池上寛道師の法話がされ、終わって 微妙殿に移って出斎。 「阿じろ」さんの精進 料理をいただいた。 曇り空ながら 涼しい一日であった。

◎ 法式梵唄研修会

去る6月27日午後2時〜5時過ぎまで 『書式について』研修会があり、53名が参加。
講師は、本山法務部より雑華院和尚が出向された。書翰文・拜表・金封・香語・塔婆のことなど独自の見解をも拝聴し、大変意義深い研修となった。参加者には送喪儀衲覩、拜表書式が配布された。 講義内容については禅文化研究会のホームページを参照下さい。

◎ 教区報の配布

本年度より前年度の収支決算書を載せるという事で発行が遅れております。
なお決算書に印刷ミスが多数あり、近々正しい決算報告書を印刷所の方からお送りいたしますので、それと一緒に部内寺院に配布して下さい。

<お願い>

◎ 微笑会会員の勧誘願い

大本山妙心寺は一派崇敬の根本道場であって本派寺院の本寺であり、永世護持しなければならない。と宗綱に記されております。妙心寺の数ある国宝、重要文化財及び堂塔伽藍の護持と顕彰が主な趣旨で微笑会は設立されました。
微笑会地方大会が本年度 当教区にて開催される運びと成っておりますのでご協力のほどお願い致します。

会員は本派檀信徒に限りません。又 和尚様でも結構です。趣旨にご賛同いただける方を勧誘して下さい。9月20日までに入会申し込みを支所長さんまでお届け下さいますようお願い致します。

6月17日に各支所長にお渡しした募集要項を一日も早く部内寺院に配布して下さい。又、微笑会のポスタ−が2・3日内に宗務支所まで寺院数 送付されてきますので、併せて配布下さい。 各寺院から催促の電話がかかっています。よろしく願います。

◎ 部落解放講座 参加報告のお願い

御出席の部人権擁護推進委員様にはそれぞれ報告書を提出してください。不参加の教区寺院方への啓蒙に成りますので 必ずお願い致します。

◎ 禅寺一日入門

来る8月30日〈土〉〜31日〈日〉犬山瑞泉寺において恒例の「禅寺一日入門」が開かれます。
檀信徒・縁者の皆様にご勧誘・ご案内 頂きますよう お願い致します。

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ご意見・ご批判などございましたらお聞かせください。
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