宗 務 所 便 り

  

2003年11月1日発信  No.134

愛知西教区宗務所長 一色宏襄 九拝

謹啓上 向寒錦秋の候 皆々様益々ご清祥にしてご接化のこと大慶に存じ上げます。
今月29日の微笑会は、皆様のご尽力により目標数を達成することが出来ました。 心より御礼申し上げます。
過日、当日の荷担のお願いと内容のご案内を送らせていただきました。 大会前の打ち合わせはございませんので、熟読していただきご理解の上、29日 午前8時に吹上ホ−ル、1階ロビ−にお集まり下さい。  又、その折り同封させていただいた、前進座の「天平の甍」は、戒律の教えをを日本に伝 えた鑑真和上の物語であります。授戒会を行う我々にとって知っておかなければならない、 大切な人であります。是非観劇の中で学んでいただきたく存じます。観劇のお好きな方々にも 是非お勧め下さるように、部内ご寺院方、特にご寺庭にお勧め下さい。
では、最後の1ヶ月よろしくお願いいたします。

頓 首

10月の報告


 1日〜 2日  人権擁護推進合同研究会・現地研修     於、花大教堂etc
  6日〜11日  無相教会全国奉詠大会           於、本山
  8日      詩偈研修会                於、徳源寺
12日      授戒会記録誌編集会議           於、白林寺
14日〜15日   定期宗務所長会                           於、本所
19日      第12部 報恩寺 入山廉堂師 晋山式
20日      微笑会打ち合わせ             於、ヒルトン
23日〜25日 「いのち・愛・人権展V」開催         於、金山総合駅コンコ−ス
25日            16:00より「人権に関する法話」  乾徳寺住 木下 紹真師
29日      研修会「もっと知りたい妙心寺」      於、デザインセンタ−
29日〜31日  無相教会寺庭婦人講習会
  

11月の予定

10日〜11日 花園会寺院役員研修会            於、本部
11日          徳源寺報恩授戒会記念講演  午後1時より
         京都・清水寺貫主 森 清範師           於、徳源寺
15日     第14回全国花園会婦人部研修会 申込締め切り日
26日      詩偈研修会                  於、徳源寺
29日          微笑会愛知西大会                 於、吹上ホ−ル
30日      支所長任期満了

<お願い>

1,

10月17日付にて発送済みの「支所長各位へのお願いとご報告」をよくお読み下さい。
  同じく「所長会報告」は、部内寺院にご報告下さい。  特に年度途中の交代ですので、平成15年度の宗務所・本所から発信された諸書類は、   忘れずに引き継いで下さい。
  12月9日の研修会に使いますので、持参するように申し伝え下さい。

2,

10月28日に送付した微笑会荷担(支所長・青年僧)のお願い状の如くよろしく お願いいたします。青年僧は、会長より依頼状が届きます。
※ 同じく同封の「天平の甍」観劇観賞の推進をお願いいたします。

3, 第14回全国花園会婦人部研修会 参加者募集のお願い

10月2日付で本部より各支所長の所に募集依頼が届いていると思います。 11月15日までに 各部より1人以上出して下さい。
参加者の菩提寺名・氏名・住所を宗務所(大興寺)までご報告下さい。

<報 告>

◎ 秋季合同研究会現地研修の報告

去る 10月1・2日の両日 花園大学と京北町 丹波マンガン記念館にて 上記の研修会が行 われた。本年度テーマ「他民族理解」に沿い、過去における「朝鮮人の強制労働」に着目し その歴史を学ぶと共に人種差別についてかんがえる。 目的で行われた。
10月1日 12時30分 花園大学教堂にて開会式       13時 バスにて京北町にある 丹波マンガン記念館へ移動。       14時 マンガン記念館館長の説明を聞きながら見学。

宿舎 坑道内 作業内容など 実際に採掘していた坑道を見学用に掘りなおして人形・作業 道具などが駆使して展示がしてあった。   坑道から出て 展示館の中には 戦争中の強制連行 強制労働の資料が展示してあった。   約1時間。会場を近くにある 花園大学 京北グランド横に建設された、花園大学国際禅学 研究機構施設「緑水軒」に移動。

15時 丹波マンガン記念館館長・李 龍植氏の講演を聴いた。 日本国内に マンガンの産地は 東北の八戸 丹波地方 四国の宇和島の3箇所。 鋼鉄を 作る時には 鉄鉱石にマンガンを入れないと鋼鉄にならない。 戦争中に大砲 船などを作 る時には必需品。危険で重労働のマンガン採掘は 被差別部落の人々がしていたが、戦争が 始まり 日本の領土であった朝鮮半島から 300万人ほどの朝鮮人を強制連行し 鉱山などで 働かせた。(戦後 240万人が帰国した)現在は残った人の3世・4世である。

狭い坑道 60cm×50cmの腹ばいになって掘り進む。マンガン鉱石は重く女性でも100` 男性は200`から300`も担いで山から出した。   ダイナマイトで発破作業をすると 粉塵が何時までも舞い上がり労働者の肺の中に粉塵が 刺さり血がにじんだ。結核に間違われたが 知らされることはなかった。
呼吸ができなくならないと死ねない。低肺症 末期は2時間毎に痰をだす。眠れずにうつ病 や自殺者が多かった。

  現在 鉱石の採掘は止めている。外国からの輸入品。続いて朝鮮人に対する戦後補償、在日 韓国・朝鮮人に対する戦後差別の話があった。
翌日 花園大学に帰り 9時40分 教堂にて花園大学客員教授 姜 在彦(カン ジュオン) 氏の「強制連行と その背景」と題して講演があった。 日中戦争 太平洋戦争など 戦争の長期化と戦線の拡大に伴い人的資源不足が問題になり 1938年国家総動員法が公布 朝鮮では同法に基ずく労務動員計画を1939年9月から実施。

1938年より 特別志願兵の兵力動員が行われた。 1943年兵役法を改正し徴兵制を朝鮮にも 実施した。 1944年 1945年に徴兵検査。戦後の補償1952年4月28日 平和条約発効に て台湾人 朝鮮人の日本国籍の離脱1952年4月30日「戦傷病者 戦没者 遺族等援護法」 施行 1952年4月19日 法務府民事局長通達 「援護法」附則2項「戸籍法の適用を受け ない者については 当分の間、この法律を適用しない」援護の手は差し伸べられなかった。
質疑が行われた。 11時 曹洞宗が作成した ハンセン病ビデオを鑑賞。11時30分 閉会式後 解散となった。

◎ 第7回教区寺庭婦人会長会 報告

9月29日〜30日 於宗務本所
会長  沖縄教区  龍福寺 岡本 朝子
副会長 北関東教区 霊山院 桑山 麗子  北海道教区 大乗寺 豊田 美恵子
書記  九州西教区 観音寺 大原 典子  信越教区  安養寺 松岡 みどり

分科会
○各教区における寺庭婦人会の組織と研修はどうあるべきか。
・縦のつながりはあるので横のつながりへと広めるためには。
・他宗派との交流を持ったらどうか。
・地域によって異なるので今の状態でよいのではないか。
・御詠歌講習会を開く
・講習を受ける事によりありがたい仏教の教えや花園法皇様、開山様、お釈迦様の尊いご行跡等が自然と身につき、壇信徒の方たちにもわかりやすく説明できるようになるのでは。
・研修会出席についてはまず一番に住職にご理解と強い参加への後押しをしていただきたい と思います
・本山研修については、新しく寺庭婦人となられた方になるべく早いうちに本山より直接履修の案内を送付していただき、強く来山を促していただきたい。
・3班に別れて討議し内容を発表しました。

内局部長より
・ハンセン病は治る病気である事を認識してください。
・寺ぐるみで壇信徒との親睦を図ってください。
・壇信徒がお寺へ来山して一番始めに接するのは寺庭である
・好んでお寺に相談にきてもらえるように目線を一緒にして悩みを聞いてください。
・伝統仏教が新興仏教におされ気味だと言われているが無我の精神で壇信徒と目平になり心を開いて接すれば自ずと信頼関係が生まれてくるはずです。

◎ 世界人権宣言55周年記念「人権教育のための国連10年」

 

 いのち・愛・人権 愛知展X
   会期  2003年10月23日〜25日
   主催  世界人権宣言 愛知県実行委員会
   後援  愛知県 名古屋市
 上記の内容にて 名古屋 金山総合駅コンコースにて開催されました。

1、パネル等の展示
 ア、人権尊重の愛知県を目指して
  イ、差別事件はいま
  ウ、ハンセン病と人権
エ、差別との闘い〜全国水平社の足跡〜
 オ、人権尊重のまち宣言(豊山 津島 甚目寺)
  カ、人間性豊かなまち 名古屋をめざして
  キ、差別戒名 墓石のレプリカの展示

2、ビデオ上映
  「差別事件が問いかけるもの」 13分   〜実効ある人権救済制度の実現を〜  「人権委員会」

3、人権に関する法話 (同宗連加盟教団)
  妙心寺派愛知西教区では 乾徳寺住職 木下紹真師による法話が25日16時より30分間行われました。
 概 略
 「人間の心の中には 元来、差別の心が宿っている。成長の過程で区別し 価値をつけて 優劣をつける。
禅宗の宗旨として 差別 分別をきらう。無分別な世界。四恩の教え 思い やりの日くらし。
言葉の中における(こそ)をどのように使うか。
 あなたこそ・わたしこそ・おまえこそ とこその使い方の大切さ。差別をしてはいけない。相手に優劣を付けない。
区別と無分別。  生きとし生けるものに対して 思いやりと無分別が大切。」

◎ 「もっと知りたい妙心寺」研修会

去る29日デザインセンタ−に於て 禅文化研究会主催、青年僧の会協賛による研修会があ った。竹貫元勝先生には、妙心寺第2世 授翁宗弼・第3世 無因宗因を中心に歴史的背景 をうかがい 妙心寺史に空白期間があること、創成期における興味深い話等をお聞きしまし た。
開山様以来何事もなく連綿と続いてきたと思い込んでいた妙心寺を再認識させて頂きま した。

<案 内>

◎ 新支所長・教化推進委員合同 研修会

12月9日(火、友引)午後1時半より 金山 都市センタ-に於て、新支所長・新教化推進委員 合同の研修会を本山より部長をお招きして開きます。新役員に引継ぎのうえ、ご予定下さい
引き続き、前支所長の慰労を兼ねた懇親会を5時半から
  金山ワシントンホテルプラザ9階 旅籠茶屋 「かやかや」
で開催いたしますので、現支所長さんは是非ご出席下さい。
記念品として管長墨跡(表装箱入り)をお渡しいたします。

◎ 「茶陶の美について」 研修会

 寺庭婦人会主催にて下記研修会が行われます。僧侶の方も参加できます各部委員までご連絡 下さい。
 

日 時  平成15年 11月 19日(水)
  
受 付  午前10時より 徳川美術館正面入り口

会 費  1,000円

日 程

10:00      受 付

10:30〜12:00  講 演「茶陶の美について」元副館長 大河内 定夫氏

12:30〜13:30  昼食(八百彦本店・春姫御膳)

13:30〜 展示室自由見学特別陳列「化粧 一女性の装い一 」

* お車でお越しの方は、徳源寺駐車場に駐車可能です。
なお、徳川美術館にも駐車場はありますが、自己負担(30分120円)となります。

◎ 授戒会記録誌の配布

 

記録誌が大変遅くなりましたが刊行となります。今月中に各支所へ送付いたしますので各寺院 在籍和尚(閑栖・住職・副住職)へそれぞれ配布いただきますようお願いいたします。

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ご意見・ご批判などございましたらお聞かせください。
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